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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

良い新世代と嫌な新世代

2017-06-02 23:56:56 | Weblog

 いやあ、連日放映される世界卓球から目が離せません。

 若い世代の大活躍で、若いと言っても二十代を飛び越えて十代の選手たちが世界に伍して戦う姿には清々しい感動を覚えます。

 しかも強い。

 かつてのオリンピックのメダリストたちを次々に撃破してゆく様には恐れを知らない若者の姿と同時に、戦い方も昔とは違う戦術や体力をもっているあたりが新しい。

 「新世代」の力とは、過去にとらわれない新鮮さにこそありますね。


 さて、「新世代」と言えば、山の中で人間を恐れない新世代熊とも呼ぶべき新世代熊たちが増えているようで心配です。

 秋田で山菜取りの最中に熊に襲われて亡くなった女性も熊鈴を二つつけていたにもかかわらず襲われたとのこと。

 人間が背負っているリュックには美味しいモノがあるという学習をしてしまうと、人間が思うような付き合い方をしてくれない熊になってしまいます。

 かつて滝野公園で仕事をしていたときに園内に現れた熊を調査した時に、熊の生態についてアドバイスをしてくれた研究者の方は、「熊には二種類います。問題熊と非問題熊の二種類です」と教えてくれました。

 人間と接することに恐れを感じてくれて、人間の気配や音があると逃げてゆくのが非問題熊で、多くの熊はこういう行動をとってくれるのですが、なかには人間を襲う事に美味しい思いを経験してしまうと、人間に近づいてくるようになる。それが問題熊というわけです。

 どこの世界にも、過去の経験が断絶して通じない「新世代」の存在がいます。

 スポーツの世界なら良いけれど、熊を相手にするときは二重、三重、四重、五重のリスク管理をした方が良いでしょう。


   【私は熊スプレーを二本もちます】

 六月に入って、いよいよ北海道の多くの河川でヤマベが解禁です。川の虫たちもにぎやかになって、フライフィッシャーもむずむずする季節。

 くれぐれも安全にはお気をつけて。

 

 

コメント
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