NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が今日で終わりました。
北海道の余市で世界で勝負できるスコッチウィスキーづくりに情熱を注いだ竹鶴政孝とその妻リタをモデルにしたドラマとあって、大いに期待しましたが期待以上で出来栄えでした。
特にヒロインエリー役の女優さんが朝の連ドラ史上初の外国人とあって話題性も十分。しかしそんな話題性以上に、エリーを演じたシャーロット・ケイト・フォックスさんの演技に最後は涙の連続。
ドラマの中でもなくシーンがたくさんありましたが、演技であることを感じさせず感情を込めるのがとても上手でした。
最後の週で、正式な結婚式を挙げず署名と立会人だけの結婚だったシーンが描かれていましたが、モデルとなった政孝とリタも実際はリタの親族に結婚を反対されて立会人だけの寂しい結婚式だったそう。
ドラマはかなり実際の政孝とリタの人生物語を取り入れたものになっていましたが、つまりは彼らの人生は本当にドラマチックなものだったのでしょう。
本当にリタが亡くなった時に政孝は、取り乱すように泣き叫んだと言われています。
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ドラマの最終回は、エリーが残した手紙をマッサンが読みながら涙するシーンが続いきこちらも号泣モード。若い二人が手をつないで長い道を駆けてゆくシーンでエンディングを迎えました。
15分のこのドラマ枠では最後に日本中の国際結婚をした夫婦の写真を「私たち国際結婚です」と紹介してきてたのですが、なんと最終回の最後の夫婦はマッサンとエリー。二人の一言はドラマで何度も使われてきた「人生はラブアンドアドベンチャー!!」と来て、言葉を発することができません。
(最後にやられた!)という思いで感涙にむせびました。
朝ドラも、放映中は所縁の地元が観光地として人気が出ますが、終わると世間の関心が次に移ってしまいます。
でも良いドラマに巡り会えた道民や地元だけでも、余市にウィスキーと共に物語を語り継いで行きたいものですね。
主演のお二人を始め、関係者の皆さんに素敵なドラマを作ってくれたことに感謝いたします。楽しませてもらってありがとうございました。
【マッサンと呼ばれた男、竹鶴政孝の夢】 ← これ素敵なサイトです
http://www.nikka.com/80th/story/tkd/index.html