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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

除雪~そのリアリティを伝えたい

2015-03-17 23:42:04 | Weblog

 全道の国道を除雪してくれている建設業者さんたちが集まる会合に参加。

 話を聞けば地域ごとの雪の降り方が例年にない状況だったことが分かります。

 例年は雪が多い函館、空知、上川、宗谷管内は雪が少なく、反対に雪が少ないはずの釧路、網走、十勝館内は雪が多くて驚いたとのこと。

 釧路の業者さんからはは、「釧路の除雪車のオペレーターは除雪に出る機会が少ないから下手だというのが定評だけど、今年はいい練習ができたので腕が上がりました」という挨拶がありましたが、冗談はさておき道東はそうとう出動機会が多かったよう。

 同じ会合に十勝の業者さんが来ていて、「小松さん、彼のところと私のところで釧路管内の浜中町と羅臼の支援に行ってきましたよ」と紹介されました。

 普段通りの管内除雪に出動しているところで、「管外だけど支援に回ってくれ」という要請の連絡が入ったそうですが、「現地へ向かうオペレーターから『お金の持ち合わせもないし、替えの下着もありません』という連絡があったので、財布から何万円かもたせて行かせましたよ」とのこと。

 臨機応変な対応で現地は助けられました。

 現場で苦労している皆さんからの生々しい話は実に興味深いのですが、これを上手に世間に伝える術がなかなかみつかりません。

 
 福島第一原発で実際に作業をした竜田一人さんが描いた漫画「いちえふ」が話題です。この作品では、過酷さだけが強調されがちな原発労働者のリアルな日常が描かれ、第1巻は10万部を超える大ヒットとなっています。

 作者に対するインタビュー記事がBLOGOSに掲載されていました。

 こういう現実を知る人が描くリアリティが除雪の世界にも欲しいなあ。


【BLOGOS】原発の中も外の会社とそれほど変わらない」
    ~漫画「いちえふ」作者・竜田一人氏インタビュー~

   http://blogos.com/article/106976/

 

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