goo blog サービス終了のお知らせ 

北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

まずは飛び出そう

2015-02-16 23:45:08 | Weblog

 先日のシンポジウムで、工業系の学校の先生から、「最新の3D技術を習得するためには、パソコンなどの機材も新しいものを入れないとついていけないんです」という話がありました。

 実はソフトに関しては、学校教育には無料で使ってもらってよいという流れができているのですが、ソフトがあってもハードが力不足というのが、学校教育の現場の実態。

 シンポジウムの中で、「小松さん、こういう状況はどうにかならないのでしょうか」と話を振られましたが、私の答えは「なりません」という冷たいものでした。

 公共事業の予算としては、直接教育のための資金提供はできません。しかし、企業が社会貢献の一環として現場をよく知る機会を提供したり、さらには企業間の提携を仲介するとか、CSRのような形で使えるお金があるならば、それを将来の人材育成に振り向けるというような使い方はあるのだと思います。

 将来の人材育成と言うと漠然としてますが、それに携わっている人たちがどういうことに困っていたり、悩みがあるのかという情報を仲介して広げることで、それを助けられる人たちとのマッチングができるようなシステムがあればよいと思います。

 世の中は情報化時代になった、とはいえ、必要のない情報ばかりが飛び交っているだけで、真に必要な情報が真に役に立つところへは伝わっていないのが実態です。

 教育界も、自分の知っている狭い世界だけで考えて「どうしようもない」と途方に暮れるばかりではなく、様々なネットワークを使って外へ飛び出すことで救いを求めた方が良いと思うのです。

 これからの時代は、自分だけの世界に閉じこもっておらずに外へ外へと飛び出して活動を広げ、だからこそ手に入れられるチャンスや縁を活かすようなあり方を模索した方が良いと思います。

 殻に閉じこもるな、飛び出そう

 何も変わらない日々を変えられるのも自分自身でしかありません。まずは自分がなにかを変えてみようではありませんか。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする