北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

青山の表参道ヒルズ

2007-09-29 23:22:38 | 東京探検
 朝からときどき霧雨が降る天気。気温も昨日から比べるとぐっと下がって、20℃の前半。気温の急激な変化で体調を崩さないように注意が必要です。


 今日は雨なので自転車をあきらめて、地下鉄の一日乗車券で都内を巡ってきました。営団地下鉄の一日乗り放題券は710円。元が取れますかどうか。

 まずは表参道駅で降りて表参道ヒルズという再開発ビルを見学。今まで名前だけは聞いていたものの、ちゃんと中を見ていなかったのです。

  

 再開発と聞いていたのに高さはわずか三階建てという低さ。しかも近くへ寄ってみると古くさいビルを一部利用しています。この古いビルをよくよく見ると「同潤会」と書かれています。
 なるほど、かつて関東大震災の後に集合住宅の走りとしてここ南青山に建てられた同潤会アパートのビルを一部に活かした作りになっているのですね。

  

 玄関なんかも昔を意識して残していますが、それぞれの部屋はブティックとして利用されています。レトロとファッションがマッチしてとてもオシャレです。うーむ。

 この建物と一体化されて横長の建物は近代建築による建て替え分ですが、今度は中へ入ってびっくり。中は地下三階になっているのです。
 表から見ると三階建てのビルが、中は地下三階に地上三階で6階建てのビルの容積をもっています。

 中は吹き抜けで、各階は緩やかなスロープで結ばれています。化粧品のイベントなのか紫の絨毯が目に映えて印象的な空間です。

  

 中は商業テナントがたくさん入っていて格好のデートコースになっているようです。家で調べると設計は安藤忠雄さんと森ビルの共同なのだそう。表参道は明治神宮ができた当時に植えられたケヤキ並木が立派に育っていて有名ですが、その雰囲気にマッチしていて、しかも新しい地域文化を提供しているというところが面白いですね。

  

  

 豊かな発想を、こうして形にして見られるというのは嬉しいですね。

 ちなみに、その後もいろいろ回って、乗り放題券の元は取れました。
コメント
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