北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

どちらでも良いときは

2007-09-07 23:51:07 | Weblog
 台風一過。東京は午後には薄日がさしてきました。しかしまだ北日本は台風が通過中です。気をつけてくださいね。


 さて、いよいよ秋の臨時国会が始まろうとしていますが、いまだに政治家の資金管理の面でいろいろな問題が取りざたされています。

 国民の電気はもう放電が終わりかけているようですが、これからの国会の中ではまた蒸し返したような問答で時間を取って、肝腎の国政に関する議論がおろそかになりそうです。深く静かに議論の場を見守りたいものです。

 それにしても資金管理の問題は(マスコミもよく探し出してくるものだなあ)と感心するほど。真に物事を透明にするということはなかなか大変です。

    ※    ※    ※    ※

 中国の代表的な古典の一つである「孟子」にこんな一節がありました。

「人からの贈り物を、取ってもよくて、取らなくても良いというときには取らない方がよい。取ると清廉の徳に傷が付くから」

「人にものを与えるのに、与えてもよくて、与えなくても良いというときには、与えない方がよい。与えるとかえって恩恵の徳に傷がつくから」

「死を惜しまないのを勇というが、死んでも良くて、死ななくても良いというときには、死なない方がよい。死ぬと無駄死にでかえって真の勇気に傷がつくから」と。

 ついつい逆の行動に出てしまいがちですが、孟子の言うとおりにするには勇気が要りそうですね。頭の片隅に置いておきたいものです。

 
コメント
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