北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

やるべき人がやるべきなのだ

2005-11-14 23:43:32 | Weblog
 今週の週間天気予報はずっと雪だるまが出ています。雪だるまが降ってくれば面白いのだけど。

 さて今日は
■北海道の観光の問題 の1本です。

【北海道の観光の問題】
 観光関係の集いがあったので参加する。いつもながら面白い会合である。

 発言の機会があったので、おとといシーニックバイウェイの担当者会議で出たゴミの話を早速しておいた。

 地方自治体はゴミ行政は住民の衛生事業としか捕らえておらず、観光行政にも関わってくるという側面をあまり認めていないのだ。

 これでは広域観光を推進する一方で、観光客に対して不快な思いをさせてしまう事にもなりかねず、より広域な指導や連携が必要ではないか、という趣旨である。

 しかし、市町村が自ら思い立って周辺を巻き込んで意見を統一するというのはなかなか至難の業だ。それはやはり道庁やその下部の支庁が先頭に立って行わなければならないのではなかろうか。

    *   *   *   * 

 もう一つ別の方からも意見があった。中国から来てくれるエージェントに対して自国でのプロモーションをお願いしたときに、「中国で使える版権がフリーの画像や映像はどこかにないのか」と問われたのだという。

 いまさらどこにでもありそうなものだが、これが案外、「そういうことならこのサイトだっ!」という決まり切ったホームページもないのだという。

 本来ならば観光関係の団体が北海道観光ならこのサイトを見てくださいというホームページを作って、そこに宣伝に必要な各種の資料をどんどん載せていそうなものだが、そういうことができていないのが今の北海道観光の現状なのだ。

 上記のゴミ問題はやや新しい問題かも知れないが、観光サイトの充実なども、本来誰が行うべきかという期待を集める団体があるはずだろう。

 世の中を動かすのは、意志と能力と回りが認める資格の三つだと私は常々言っている。資格を持つ者がその資格に期待されることを果たさないとやはり動くものも動かないのは当然かもしれない。

 もし許されるなら、縦割りの枠組みを超えて私がやってやりたいようなものだがそうもいかないのが社会の常である。

 そんな閉塞感を打破しなければ、この島は沈没するという危機感は日増しに強くなっているに違いない。

 観光などはちょっとしたことだが、こういうところから関係者が強固に集まって協力して目の前の壁を突破したいものだ。

   
コメント
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