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総選挙前日の一日

(庭の花にとまるモンキアゲハ)

お昼、お蕎麦をゆでていた。3人分で少し多めだが、250g×2袋で500g。そこへひょっこりまーくんとママが来た。亭主は土曜日だけれども出勤だという。中国人研修生に仕事をしてもらわねばならないから、休日出勤になったようだ。少しは景気も回復基調にあるのだろうか。親子でお昼を食べるという。500gの蕎麦を4人で分けることになった。昨日の残りのお団子とスパゲッティで何とか量を確保する。

まーくんは食事を口に入れて貰いながら、なぜか鍋の蓋と金網のザルを持って遊んでいる。これがお気に入りだという。何とも変なものが好みである。温室ミカンが大好きで、お正月の鏡もちに載せたプラスチックの小さなミカンを手にとって、皮をむこうとして、むけなくて、ひっぽ投げた。

午後は、掛川の資生堂アートギャラリーの日本画展を女房と見に行く予定にしていたが、まーくんが来たので中止にして、和室の畳に枕を持ち出し、「あくじゃれ瓢六」(諸田玲子著)という時代小説を読んだ。主人公は牢屋に入っていて、外で起きた事件を次々に解決していく。今までにない突飛な設定で、それなりに読ませる。和室にはすでに秋の風が通って心地よい。2話まで読んで、3話を読みかけで寝てしまった。

夕方、目が覚めた時には、まーくんはもう帰って居なかった。遠くから選挙カーの切迫した声が聞こえてくる。何を言っているのか、誰の名前を連呼しているのか、心に響いて来ない。夕方のニュースで、昨日までの不在者投票が1000万人を越したと言っていた。全国有権者数は1億434万4170人というから、今日の分を足せば1割以上の人がすでに投票を終えていることになる。

民主党は選挙後の速やかな政権移譲について検討を始めているという。政権を受ける方が初めてならば、不本意ながら渡さねばならない方も初めてである。政治的空白を出来るだけ無くしてスムースな移譲が出来るだろうか。すでに選挙後の政治日程が課題になっている。経済もすでに民主党の勝利を織り込み済らしく、選挙結果で相場が大きく動くことはないだろう。足踏み状態の8月が終わり、総選挙という足かせも取れて、とりあえず相場は民主党への政策期待で上昇することになるだろう。その後は実施される民主党の政策にどう反応するかということになる。

包帯の取れた指はかさぶたが取れ始めた。左手の指と比較すると人差し指は腫れも無くなったが、中指はまだ少し腫れて太く見える。そのせいかどうか、10日間使わなかったためか、指の動きがぎこちない。少しずつ動かしてリハビリをしている。治りがけ特有の痒みをまだ感じていない。これからなのか。ちゃんと治療したから痒みは無しで済むのか、まだ判らない。

テーマが浮かばなかったから、思いつくままに今日の一日を書いた。総選挙前夜の一日が静かに終ろうとしている。
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