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黒丸大根と緑の大根

(黒丸大根と緑の大根)

今日から会社は仕事始めである。新年早々朝一番に、予約が決められた歯医者から戻ってくると、表で近所の農家のMさんと女房が話していた。新年の挨拶をして、話に加わった。Mさんの一輪車には収穫したばかりの黒い蕪のような大根と短いずん胴の緑の大根が載っていた。今、頂いたからと女房が言う。ブログに載せると話すとそれではと大きなものを余分に頂いたようだ。女房は昨日取った蜂の巣のビニール袋を持っていた。

Mさんは色々な変り種の野菜を作っていて、しばしばそのお相伴にあずかる。緑の大根は中国の大根で原種に近いという。種が来たとき、管理が悪いのだろう、種をまくと色々な大根が出てきた。赤いのやら白いのやら。緑の大根だけ人工授粉を繰り返して、純粋な緑の大根に作ってきた。市販されている普通の大根の種は交配して作られた品種だから、2、3年種を作って繰り返すと、違ったものになってしまう。しかし、この緑の大根は原種に近いから、5、6年作っても変わらない。緑の大根は水分が少ないので、大根おろしにすると美味しくいただけるという。

確かに、前に頂いたときに大根おろしにして食べたら美味しかった。少し緑がかったおろしを、水を絞る必要もなく、そのまま焼き魚にのせて食べた。辛味があって、大根おろしらしい味だった。今の大根は辛味が無くて妙に甘い水っぽい大根ばかりである。

黒い大根は「黒丸大根」というらしいが、黒い部分は表皮だけで中は白い。少し苦味があるが、西洋では普通に作られていて、煮込み料理によく使われるらしい。先日、NHKのお昼の番組で日本で作っている人が紹介されていた。

この二種類の大根をスーパーの地元産品コーナーに出してみたが、緑の大根は完売したが、黒丸大根は一つも売れずにそのまま戻ってきたと話す。食べ方を知らないんだろうなぁ。

スズメバチの巣は冬は居なくなるから空だ。捨てなくても縁起物だから欲しいという人がきっとあるという。そんな話に時間が過ぎて、会社へ少し出る積りでいたが、明日に延期した。年頭の挨拶をするだけであるが、どうせ主な人たちは年始に外出しているであろう。

午後、自分の仲人親のKさん宅に女房と年頭の挨拶に伺った。ご夫妻で出て来られて、去年孫が生まれたというような近況を話した。この1、2年でご夫妻とも急に年取られたと思う。話を聞いていると、行動範囲が急速に狭くなっているようだ。やはり人間歩くことがままならなくなると、急に歳を取るように思う。
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