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年賀状と郵便局

(今年も年末の風物-真紅のシクラメン)

年末が近づき、年賀状の季節になってきた。昨夜は下の娘が来ていて、パソコンソフトの「筆まめ」を使って、おじいちゃん(女房の父)の年賀状のデザインを作って帰った。そのデザインの中にはネズミの絵が入っている。来年は子年であるが、どんな年になるであろうか。銀行からもらった「平成20年の子(ね)はどんな子」というパンフレットによると、12年前の平成8年は「たまごっち」がはやり、24年前の昭和59年には「禁煙パイポ」、36年前の昭和47年には「カシオミニ(電卓)」、48年前の昭和35年には「だっこちゃん人形」がそれぞれヒット商品になっている。こんな風に並べてみると面白い。

昨日の夕方、郵便局の配達員が息子の代引の荷物を届けにきた。お金を払いながら質問をしてみた。「民営化して忙しくなりましたか?」「今めちゃくちゃ忙しいです」「年賀状の季節だからねえ」「いや、それより手続がやたらややこしくなって」と、携帯電話より少し大きい携帯端末を出して、何やら入力している。かつて外回りの銀行員が持っていたようなものである。銀行員の端末もいつしか持たなくなってしまったが、たぶん郵便局員の携帯端末もそのうちに使わなくなるのだろう。「民営化したのだから、うんと稼いでボーナスをたんともらうようにすればいいじゃあないですか」「いや、前から給料は安いままだもので‥‥」会話はそれ以上にはずまなかった。

郵便事業の民営化にはまだまだ批判が多い。民営化によって労働条件がきびしくなったという。しかし、今までが生ぬるかったのかもしれないし、これからまだまだ色々な問題が起きて、自然に落ち着くところに落ち着くと思う。何よりも働く人たちの創意工夫が経営に生かせるような風通しの良い郵便局になってほしい。自分の希望を述べれば郵便事業ぐらい日曜日も開いてほしい。旅に出て土地土地の郵便局に立ち寄ると、ローカルな切手や風景印、地場の産品などが手に入ることになれば、旅の楽しさも倍増すると思う。
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