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今、考えている その1

(庭の三色すみれ)

60歳を過ぎて、いろんなことが急に見えてきたような気がする。峠を越えたら向こうの景色が眼下いっぱいに広がった。そして近頃、色々なことを考えるようになった。追々少しづつ書き込んで行こうと思う。今日はその1である。

自分の身体でありながら、自分の意志ではどうにもならないことがたくさんある。

今年も花粉症の季節になった。花粉症を30年病んでいる。この病気は花粉に対するアレルギーだという。アレルギーとは何か。体内の入ろうとする物質に身体が勝手に反応して、不必要に反応し暴走する。この2、3年はベニフウキのおかげで症状はほとんど出ないで済んでいるが、自分の意志で身体の暴走を止めることが出きるわけではない。だからベニフウキはこの季節手離すことは出来ない。

人間の自律神経というのは、一々人間が意識しなくても身体を自動調整してくれる。誠に便利な機能である。しかし時々この自律神経が異常な動きをする。これを自律神経失調症という。

かつて職場にパニック障害の人がいた。急な発汗、心臓が早く打ち、本人は死んでしまいそうな気分になり、救急車を呼ぶ。しかし病院に行くころには症状は収まってしまう。原因がわからない。

胃潰瘍はどうだろう。考えてみれば病気のほとんどは自分の意志とは別のところで起きている。どうして、自分の身体なのに自分の自由にならないのだろうか。

しかし、自分の身体だから自分でコントロール出来るはずだと考える人がいる。訓練すると人間出来ないことはないと考える。自分も最近訓練次第である程度コントロール出来るのかもしれないと思うようになった。

話は違うが、カードを使った手品で、最近はテレビカメラの前でカードマジックを行う。皆んなが見ている前でカードを入れ替えているはずだが、じっと見ていても解らない。かつては何か種があるのだろうと思っていたが、人の目に残らないほど早くカードが扱えれば、どんな不思議なことも出来てしまう。目を凝らしてみても、カードを入れ替えているのは見えないけれど、訓練すると人間の能力はそこまで上げられるのだと考えるようになった。だれか高速度カメラで撮ってくれれば解るはずだと思う。
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