2019年1月14日(月) morning 11、ミューザ川崎
モーツァルト ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246 8-7-6
モーツァルト ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467 13-8-6
小菅優 ピアノ、指揮 東京交響楽団
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朝11時から小一時間のコンサート。このシリーズ、小菅さんの弾き振り、前回はこれ。
2396- モーツァルト、ピアノ協奏曲第12番、第9番、小菅優、東響、2017.8.26
この時は、初めて見る弾き振り、今回は見るほうの慣れもあってか前回よりしっくりとしている。ハ長調がふたつ、で、さらにモーツァルト然としてきた感じですね。
2階席のセンターやや左サイドで聴く。レフトハンドがものすごくよく聴こえてくる。正確で美味。左手にだけ集中して聴いても十分に楽しめるものでした。そして、それに鮮やかにライトハンドが軽く乗る。両手が良くバランスした水際立ったタッチでモーツァルト堪能。
特に緩徐楽章のデリカシー満点で弱音のニュアンスが極めて美しい。息を呑むとはこのことか。静謐で美しいモーツァルト。
伴奏のオーケストラ、管楽器群の歌い込みが生きていて柔らか、奥ゆかしい伴奏妙味に浸る。
小菅さんの振りは指を丸めたもので、バレンボイムみたいに指を伸ばして棒がわりにするといった所作はない。人それぞれという話しですね。打点をきめればスキッとしそうだ。
小菅さんの録音は、まずはベトソナ全、これは何度も聴きこんだ。モーツァルトも全集が欲しいですね。モツコン全、モツソナ全。それにベトコン全も。思うんだが、若いときにベトソナ全を作ったのはとっても良かった。これから何度でも再録して欲しいしね。
祝日の朝から楽しいひと時でした。
ありがとうございました。
おわり