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ニューヨークタイムズ、1960年10月3日の記事
スクロヴァチェフスキを我々は歓迎する!
ミネアポリス・デビューの36才の指揮者
ミネアポリス、10月2日(AP)
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昨晩、ミネアポリス交響楽団は新たな指揮者のもと、このオケ歴史で初めてミネアポリスを離れて演奏を行なった。36才の指揮者スタニスラフ・スクロヴァチェフスキは、当地のブレーナード高校体育館で彼自身のオープニングとなるこの演奏会で、これ以上ない称賛を勝ち取った。
ミネアポリス・スター紙の批評家ジョン・シャーマンは、スクロヴァチェフスキ氏のデビューは「興奮と天啓の歴史的な一夜だった。」と書いた。
セント・パイオニア・プレス紙のポールI.アイボリーは、聴衆は「今まで経験したことの無いような最高のシーズンの真っただ中にいるようだ」と思ってもおかしくないと書いた。
「新しい音」とミネアポリス・トリビューン紙のジョージ・グリムは書いた。***「オケをドライブしていくさまは、ディミトリ・ミトロプーロスの時代以来だな。」
今日、ムーアヘッドで演奏したのち西地区で24回演奏を行ない、ミネソタ大学のキャンパス、ノースロップ・オーディトリウムに戻ることになる。
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以上、NYT引用 意訳
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ニューヨークから遠く離れた地ミネアポリスの新聞記事の紹介が3つ。曲目は書いていない。詳細は当時の3紙に載っていると思います。
センセーショナルなデビューであったためニューヨークでも取り上げたのだと思います。
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1923年10月3日生まれのミスターSは、今2013年10月2日~14日の間、日本で読売日本交響楽団と6回のコンサートを敢行中だ。だから90才!の誕生日は日本でむかえた。
ミスターS偉大な演奏の数々いまだ敢行中。
ミネソタ管は不運にもサラリー問題で1年にわたりロックアウト継続、音楽監督降板、いいときも悪いときもある。ミスターSの居はいまだこの地、きっといいときもめぐってくるはずだ。
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国内では何度も聴いているミスターSだが、NY在住時にも一度だけ聴いたことがある。
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641- ミスターS ブルックナー8番 フィラデルフィア・サウンド カーネギー1983.11.1
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生煮えの拙文だが、後で読み返すといろいろなことを思い出すのも事実だ。
おわり