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37枚組の途中感想。
以下の続きです。
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前回までで28番まで聴き終えました。今日は29番から聴き始めましたが31番のホルン信号を2回聴きました。非常に引き締まった鋭い感覚のサウンドでそれは1番からずっとそうでした。ホルンが活躍するこの31番でも気持ちいいぐらい細くて芯のある音です。ハイドンの初期はこのような方針で行くのが今は一般的でこのような響きが当たり前。
31番を2回聴き、別のCDをとりだしました。デニス・ブレインです。
デニス・ブレインが1番を吹いている第1楽章のみの録音があるのでそれを取り出して聴いてみました。
J.A.ウェストラップ指揮交響楽団
ハイドン/交響曲第31番ホルン信号 第1楽章
ホルン一番:デニス・ブレイン
ホルン二番(たぶん):ニール・サンダース
ホルン三番(たぶん):エドマンド・チャップマン
ホルン四番(たぶん):アルフレッド・カシュー
1952年9月の録音です。
二番手以下に足を引っ張られている感もあり、あまりぱっとしない演奏。それにあらためてブレインの音は結構横幅がある。爽快で気持ちのいい演奏、というわけにはいかない。なにかどっぷりとしている。アタックも決まっていない。不発。やっぱり一人で吹いているのを聴いた方がいいな。
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次回からまた番号順の聴き方で。
続く
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