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例の、不良品交換が終わりましたので、デニス・ラッセル・デイヴィスの棒によるハイドンの交響曲全集を聴き始めました。
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の続きです。
まず、37枚のCDはハイドンの時代分けに沿った収録となってます。従って番号で行くとバラバラになります。
時代別だとこれなんか参考になりますね。
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収録された順番ではなく、あえて、交響曲の番号順に聴き始めました。一曲ずつあちらのCD、こちらのCD、とっかえひっかえです。CDプレイヤーとは便利なもの。ラクラク。
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ただ、このボックスにはCDのインデックスが記載されていない。だから該当の交響曲の冒頭のインデックスがわからない。インデックスは楽章ごとになっているということがわかったので、3楽章の曲、4楽章の曲を見極めてカウント、ブックレットに鉛筆で書き込みながら、つまり作業をしながら聴き始めた。安いCDなのでこれぐらいしょうがない。ついでにいうと録音データの記載もない。曲ごとに盛大な拍手がはいるのでそこが一曲の終わりの目印。
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1番から聴き始め、とりあえず、15番まで聴き終えた。9番から急に録音のエネルギーが増す。テイクの日取りがわからないので、演奏会でのプログラムがどの曲を配置してやったのかわからないためなんともいえないが、それでも録音の均質性、コンディションは上々だと思う。引き締まった録音で、それはとりもなおさずこの演奏団体シュトゥットガルト室内管弦楽団の性能の良さがあってのもの。ホルンの出番が多いがすっきりとした吹きっぷりで気持ちがよい。
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ハイドンの100曲以上の交響曲、このような規範が古典としてあって綿々と歴史が流れ、ブルックナーのような交響曲に至る。
昔のデニス・ラッセル・デイヴィスからすると、ハイドンもブルックナーも振るような雰囲気はなかったと思うが、それが今や落ち着いたヨーロッパで両方とも全曲を完成している。いろいろと考えさせられるところがある。
このあと16番から、また、CDをとっかえひっかえ聴くことにするか。
つづく