河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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879- ビュルガー・ブロイケラー ルドルフ・ケンペ ブルックナー5番 今回はちょっと怪しいXRCD24

2009-08-06 23:32:00 | 音源

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ブルックナー/交響曲第5

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ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィル

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JVC JM-XR24211 ¥3,800

録音:1975525-27

セッション場所:ミュンヘン、

ブリュガー・ブロイケラー!!!!!!!!

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昔、テイチクかチューダーレーベルからでていたケンペのブルックナーがXRCD24のカッティングででた。

4番と5番の両方発売で、5番は2枚組。それでまず5番のほうを聴いてみた。

結果は、今まで出たXRCD24ほど圧倒的なサウンド感は無かった、というのが率直なところ。チューダーのLPでは柔らかなサウンドだったと記憶するが、今回のほうは結構荒い。これは演奏が荒いわけで、その荒さがよくわかるカッティングとなっている。

ただ、演奏だけでなく録音も同じような傾向なのだ。低音はかなりボテ系。

ライナーのデータには、

LPレコード用に当時BASFから日本に送られた音源をリマスタリングしたものです。

と書いてある。

購入前のシールされた状態では、この文章を見ることはできない。どこにも書いていない。

見えるところに書いてあったら、たぶん、購入していないと思う。

早い話、ダビングしたテープが今回のオリジナルということになる。限界あり。

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演奏で言うとブラスには技術の限界がみえる。ケンペの音楽の運びがわりとルーズというか、いつものような丁寧さが感じられない。これは金管に対してだけなのかもしれない。限界が知れているとわかっていても限界以上の解釈で突き進む。セッション録音なので、取り直しができるだろうが、取り直しても同じなんだね。きっと。

名盤になるには今一つ決め手に欠く演奏だなぁ。

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