河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

880- ニューヨーク・フィルハーモニック全公演記録「を」完成

2009-08-09 11:41:59 | 音楽

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河童さんを追い越してフィルハーモニックが全記録公演をホームページで公開。

NYP performance history

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これで今まで正規盤ミス、海賊盤いいかげん、不明不詳、等のライブに関する演奏日データの矯正が可能となった。

特に、演奏日と放送日(BCbroadcast)の混乱はかなり解消される。放送日を演奏日としているメディアがかなり多く、これはすっきりする。

プログラムを実際に見れば、放送予定日が記載されているのでそれはたちどころにわかるのであるが、このデータベースではそこまではアップされていない。データ好きのアメリカ人なので詳細は全部作成、保存されているとは思う。

今までの録音データでちょっと気になる表記について一言。

アメリカの日付表記はMM/DD/YYYYである。

2009年5月31日は、05/31/2009。

ヨーロッパは一般にDD/MM/YYYYであるため、

31/05/2009となる。

紛らわしいのはアメリカのオーケストラの自国での演奏録音CDでも、ヨーロッパで発売されるとヨーロッパ表記になってしまうこと。

31/05/2009となってしまう。イタリアの海賊盤、だけでなく正規輸入盤でも同じなので混乱。

31/05/2009の例だと「31」は月ではなく日だと認識できるので良いが、

11/05/2009だとCDの発売国のことを横目に見ながら確認する必要がある。

それで、NYPの公演記録について戻ると、のべたんで全部一度に俯瞰できる資料の開示が望まれるところであるが、他のオーケストラ、歌劇場などもそうだが、全部一度に見れるものはでていない。そこまでは出せないということなのか。。

それにしてもだ。

河童さんは追い越されてしまいました。自分なりのデータベースは別の形でいつかアップします。ブログではなくHPとなります。

NYPの正規録音については、以下の本をご覧ください。

NEW YORK PHILHARMONIC

The Authorized Recording

1917-2005

A Discography

JAMES H.NORTH

The Scarecrow Press,Inc

全439ページ

この両方を同時に見ると、レナード・バーンスタインの火が吹き出るようなスケジュールのサブスクリプション・コンサート、合い間を縫ってのセッション録音、まさに偉業というにふさわしい足跡をまざまざと俯瞰できるのである。

日本でN響をはじめとする外国人借り物音楽監督、常任指揮者等、1シーズンたかだか何回しか振らず、それで「~就任披露演奏会」など、何がお披露目なものなのか、この演奏会お題目むなしさを通り越し恥ずかしくさえある。

時代が変わったと言えばそれまで。多様性を求めるトレンドは止められない。指揮者が手薄になった、などと云うのはしょうがない話で、多様性の時代にふさわしい棒振りが多くあらわれていないのは才能の掘り起こし、システムが昔のままなのか、それとも枯渇なのか。

文化の平板化はオーケストラの平板化という形で音に表われてきているのも、指揮者のそれと同じで、多様化が平板化を生んでいる。なにやら逆説めいているが、要は、多様化というのはそれぞれの局所における多様化、どこにいてもなんでも同じものが手に入る聴けるという多様性を求めてしまったその呼び名であり、結果、文化の平板化は当然と云えば当然かもしれない。

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