日本随一の巨大企業に職場オーケストラがあるみたいだ。
某所で、その定期のポスターを発見。
その名も、
日本IBM管弦楽団
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11月に定期を行うらしい。
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プログラムにエロイカがはいっているので、並み以上だと思われる。
棒は手塚幸紀で、常設オケの選任指揮者なしだから、これからのびていくのだろう。
シューマンのピアノ協奏曲と、ドビュッシーの牧神もビルディングされており、かなり本格的。
大学でオケをやっていた連中が腕まくりして参加しているのだろう。
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今度の定期が11回目らしく、それまでの演奏曲目も本格的、ヨーロッパ的オーソドックスなものばかり。みんな体験した音の曲だ。
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ただ年2回の公演だと、イベント性が強く、レパートリー制はとれない。
そのため昔の工場の屋根みたいな技術の波がでて、定期に向けて盛り上がる音楽レベルが、終了とともに何もなくなり、また定期が近くなると盛り上がる。
技術力が継続的に保持されていれば、あとは指揮者と練習回数の問題さえクリアすれば、音楽レベルは徐々にではあるが上がるが、日本のプロオケでも、イベント性が強いコンサートが多く、彼らの場合さすがにスキルレベルは常に高いが、音楽的感興が聴衆をいつも真の感動の渦に巻き込めるわけではない。
まぁ、そこらへんがいつも難しいわけであり、両側が見える峰からどっちを見るかということだろうね。
2002年創設ということだから、これからの頑張りに期待してるよ。
おわり
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