いつもより夜更かしして最後まで一気に読みました!
ちょっと実際の計画としては杜撰かなと思わないでもないですが、読み応え充分です。しかも、井辻くんが多絵ちゃんや杏子さんと出会うんですよ。これが期待しないでいられましょうか。
大崎梢「ようこそ授賞式の夕べに 成風堂書店事件メモ邂逅編」(東京創元社)です。テーマは「書店大賞」。
九回めを迎えた今年、事務局宛てに不審なファクスが届きます。「『誰が「本」を殺すのか』 犯人は君たちの中にいる。飛梅書店」
そして、八年前に閉店した飛梅書店の番線が押してあるのです。
事務局長は「飛梅書店」の亡くなった主人には世話になっており、非常に気にしている。「書店大賞」立ち上げの中心人物だったそうです。
また、福岡の書店でアルバイトをしている佐々木花乃という大学生も、その文面を心配します。太宰府をイメージして、彼女の勤務先に問い合わせがあったのだとか。
大賞授賞式のパーティーにいくのでうきうきしていた杏子さんたちのところにやってきた花乃。どうやら福岡にまで名探偵の噂が届いているらしいのですね。
なんといっても、大賞候補十作のラインナップが楽しいんです(笑)。
大崎さんの本を追いかけている読者ならにやりとすること間違いなし!
これは「クローバーレイン」、こっちは「サイン会はいかが?」、あれ、高校時代の親友と再会するのはなんだっけ? と、ひとしきり盛り上がってしまいました。わたしならこのうち、「ビスケットとサブレ」「雪しぐれ」「シロツメクサの頃」を読んでみたいな。「窓辺のドレミ」もおもしろそうだけど。
展開は予想がつきましたが、最後まで楽しく読みました。井辻くんのシリーズも読み直したくなりますね。
そういえば、「成風堂書店事件メモ」では、杏子さんが多絵ちゃんに薦めた本が分からないという感想も多いようです。あれだけはっきり書いてあるのに意外。
バーネットの「秘密の花園」ですよー。コマドリが鍵を見つけるきっかけになるのは、有名なシーンです。多絵ちゃんの「秘密」という台詞と、解説の方(単行本)も「何の本か知りたい」といったようなことを書いていたからでしょうかね。
ちょっと実際の計画としては杜撰かなと思わないでもないですが、読み応え充分です。しかも、井辻くんが多絵ちゃんや杏子さんと出会うんですよ。これが期待しないでいられましょうか。
大崎梢「ようこそ授賞式の夕べに 成風堂書店事件メモ邂逅編」(東京創元社)です。テーマは「書店大賞」。
九回めを迎えた今年、事務局宛てに不審なファクスが届きます。「『誰が「本」を殺すのか』 犯人は君たちの中にいる。飛梅書店」
そして、八年前に閉店した飛梅書店の番線が押してあるのです。
事務局長は「飛梅書店」の亡くなった主人には世話になっており、非常に気にしている。「書店大賞」立ち上げの中心人物だったそうです。
また、福岡の書店でアルバイトをしている佐々木花乃という大学生も、その文面を心配します。太宰府をイメージして、彼女の勤務先に問い合わせがあったのだとか。
大賞授賞式のパーティーにいくのでうきうきしていた杏子さんたちのところにやってきた花乃。どうやら福岡にまで名探偵の噂が届いているらしいのですね。
なんといっても、大賞候補十作のラインナップが楽しいんです(笑)。
大崎さんの本を追いかけている読者ならにやりとすること間違いなし!
これは「クローバーレイン」、こっちは「サイン会はいかが?」、あれ、高校時代の親友と再会するのはなんだっけ? と、ひとしきり盛り上がってしまいました。わたしならこのうち、「ビスケットとサブレ」「雪しぐれ」「シロツメクサの頃」を読んでみたいな。「窓辺のドレミ」もおもしろそうだけど。
展開は予想がつきましたが、最後まで楽しく読みました。井辻くんのシリーズも読み直したくなりますね。
そういえば、「成風堂書店事件メモ」では、杏子さんが多絵ちゃんに薦めた本が分からないという感想も多いようです。あれだけはっきり書いてあるのに意外。
バーネットの「秘密の花園」ですよー。コマドリが鍵を見つけるきっかけになるのは、有名なシーンです。多絵ちゃんの「秘密」という台詞と、解説の方(単行本)も「何の本か知りたい」といったようなことを書いていたからでしょうかね。