「よって件のごとし」
「三島屋変調百物語」が大好きなので、新刊楽しみにしてました。
宮部さんの死鬼もの!
異界に向けて救いの手を伸ばす人々、故郷を棄てざるを得ない人々の心が胸に迫ります。
賽子の話もよかった。しかし、この呪いなキツイ……
異種婚姻譚がこういう展開になるのもすごい。
「青瓜不動」
怪談というよりも、集団(藩など)の悲劇が語られることが多くなったきたなと考え、怪談は人々の「業」から生まれるものなのだと気づく。
とうに決着のついた物語であるはずなのに、それを聞くのは辛い。受け止めるには力がいる。そう思いました。
懐かしい人も登場する「青瓜不動」、桃源郷の終わりを描く「針雨の里」が好き。
「だんだん人形」は語られていくうちに物語の体裁が整えられていくと感じたし、「自在の筆」の悪魔のようなやり口(?)には創作者の葛藤を感じました。
ところで、182ページのルビ「おかぼ」は、隣の行の「陸稲」につくべきものではないのかと思うのですが…
「三島屋変調百物語」が大好きなので、新刊楽しみにしてました。
宮部さんの死鬼もの!
異界に向けて救いの手を伸ばす人々、故郷を棄てざるを得ない人々の心が胸に迫ります。
賽子の話もよかった。しかし、この呪いなキツイ……
異種婚姻譚がこういう展開になるのもすごい。
「青瓜不動」
怪談というよりも、集団(藩など)の悲劇が語られることが多くなったきたなと考え、怪談は人々の「業」から生まれるものなのだと気づく。
とうに決着のついた物語であるはずなのに、それを聞くのは辛い。受け止めるには力がいる。そう思いました。
懐かしい人も登場する「青瓜不動」、桃源郷の終わりを描く「針雨の里」が好き。
「だんだん人形」は語られていくうちに物語の体裁が整えられていくと感じたし、「自在の筆」の悪魔のようなやり口(?)には創作者の葛藤を感じました。
ところで、182ページのルビ「おかぼ」は、隣の行の「陸稲」につくべきものではないのかと思うのですが…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます