くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「日本男児」長友佑都

2014-10-03 17:43:31 | 芸術・芸能・スポーツ
 東日本大震災のショックから抜け切らないある日、この本が届きました。「日本男児」(ポプラ社)。
 筆者の長友佑都さんが、被災地の学校に寄贈したいと、カードまでつけて(ブロマイドみたいな感じの印刷物ですが、なかなかできませんよ!)プレゼントしてくれたのです。
 長友佑都さんというと……。わたしのイメージとしては、震災後にACのコマーシャルでメッセージを伝えていたサッカー選手? くらいの印象でした。
 整備した途端、テニス部のMくんが借りて行って……半年経っても返してくれないので、かなりしつこく請求した思い出があります(笑)。でも、なんか持っていたい気持ちはわかりました。おもしろい! つい、朝の会で生徒に話をしてしまいましたよ。
 というのも、長友さんはサッカー名門校に進学したのですが、授業中は決して寝ない! 一人で自分たち兄弟を育ててくれるお母さんに申し訳ないからだそうです。
 お母さんへの感謝は、本当に随所にあるのです。でも、そんな大切なお母さんを蹴ってしまったこともあり、それを非常に後悔している。この本は、ある面ではお母さんへのメッセージではないかと思うところも多かったです。
 いろんな場所を、生徒に読んであげたくなるのですが、まず、自分のイメージを大切にして、「長友佑都らしくない」ことはしない。なりたい自分像を意識する。客観的に見る。
 言葉で言うのは簡単ですが、実行となると難しいですね。
 指導者ともしっかり心が通じるように動いているのが素晴らしいですね。