民主党政権は、福島県を地図から抹消しようとしているのだろう。福島市大波地区の米から暫定基準値を超えるセシウム米が検出されたことについて、藤村修官房長官の発言は、あまりにも福島県民を馬鹿にしていないか。「大きく広がる話ではなく、やや特殊なケースだと聞いている」とコメントしたからだ。いつもの通りで、責任をとりたくないから、火消しに必死である。それよりも、厳格な検査を行わせるとか、どうして言えないのだろう。また、なぜ「特殊なケースだ」と断言できるのか、そこを詳しく説明すべきだろう。県庁所在地の福島市の米が汚染されていたのである。そんな能天気なことを口にしているときではない。山間地だからというので、別扱いにしたいようだが、福島県東部には阿武隈山地が走っており、山峡に住宅が点在している。条件が似ている場所は無数にあるのだ。福島県西部の会津地方だって、それこそ周囲は山に囲まれている。そこの山肌がセシウムで汚染されていれば、影響が出ないわけがない。一箇所で済むのであれば、例外と言えるが、それはあくまでも願望でしかない。今後、次々とホットスポットが明らかになり、そこで作られた米や野菜が、出荷停止になる可能性がある。今回私たちが得た教訓は、徹底した検査をしなければ、防げないということだ。
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