草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ちゃらんぽらんな政治屋を自民党総裁に選んではならない!

2024年09月05日 | 自民党
 今回の自民党総裁選の立候補予定者の顔ぶれを見ていると、悲壮感を漂わせているのは、高市早苗さんと青山繁晴氏の2人だけである。後の人たちは、日本がどれだけ危機的な状況に直面しつつあるか、まったく理解していない。マックス・ヴェーバーが言う「自分の負っている責任を本当に感ぜず、ロマンチックな感動によった法螺吹き」(『職業としての政治』)でしかない。
 永井陽之助はそのヴェーバーの言葉などを引用し『現代の思想16政治的な人間』の解説文において、傑出した政治家はどうあるべきかを指摘した。
「責任倫理に従って行動する成熟した人間が、あるぎりぎりの状況で、『私としては抗するより他はない。私はここに踏み止まる』と言うとき、測り知れない感動を与えるのである。われわれが、結果責任を要求される政治の世界で、より悪の少ない不断の選択をカンと判断力(目測力)で実行していくには、政治状況への冷徹なきびしい認識にささえられていなければならない。この世の不可能ごとにもアタックする。真の意味の英雄、いかなるものにも挫折しない堅い意志をもった人間だけが、政治に『天職』をもつ、というヴェバーの言葉は、ドイツの将来に対する彼の絶望の深さを示していたように思われる」
 このことは今の日本にもあてはまる。台湾有事は今すぐ起きるかもしれない。経済政策は緊縮に舵を切れば、ようやく税収が増え株価が上がった分が吹っ飛んでしまうだろう。舵取りが誰になるかで日本丸の運命は決まってしまうのだ。自民党総裁選で親中派、再エネ派、皇統否定派が勝つことだけは、断じて阻止しなくてはならないのである。

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