東京のどこにいっても外国人が多い。肌の色も国籍も違う人たちがうごめいている。私たちの先人が欧米による民族人種差別に異義を唱えたことが、大東亜戦争の原因となったのである。日本が全面的に悪いとの東京裁判史観が間違っていることは、ようやく最近になって話題になっているが、敗者であっても、日本にも大義があったことを、堂々と主張すべきだろう▼日本を訪れる外国人の多くは、最先端の文明を享受しながら、その一方で、古いものを大切にする国柄に惹かれるのだという。それが何であるかを、私たち日本人は示さなくてはならない。それは日本民族の優秀さを披瀝することではない。和を尊び争いを好まないことを知ってもらうのである▼過去の日本の歴史を全否定するのではなく、世界に誇るべき美徳をPRするのである。これまでのような自虐史観を振り撒けば、日本と日本人を貶めるだけである。多くの外国人は、日本のよさを学ぼうとしている。私たちは日本人として、それを語る責任があるのではないだろうか。そのことが日本人にとっての戦後レジームからの脱却なのである。
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