草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

菅頼みに世論を誘導しようとした原発事故レベル7への引き上げ

2011年04月14日 | 災害

 日本政府が福島第1原発事故の国際評価尺度をチェルノブイリ原発事故と同じレベル7に引き上げたのは、民主党政権が最後の切り札として出してきたのだと思う。頭の中に政局しかない菅直人首相は、権力の維持に躍起になっており、これまでと一転して、どれだけ深刻かPRし、自分の足元を固めようとしたのである。まさしく狂気の沙汰だ。しかし、そのことで日本の信用は傷つけられ、国民の不安を増長させる結果になった。福島県民を楯にしてまで、自分を守ることに必死なのである。国の最高指導者として、菅首相がやるべきは、自衛隊の統合幕僚長を側近にして、米国との連携をとりながら、放射能の拡散予測にもとづく避難勧告を出したり、立ち入り地域の設定を考えたりするのが普通である。そして、放射能漏れを止めることを最優先させるべきなのである。それもせずに、これまでの「大丈夫」という説明をかなぐり捨てて「チェルノブイリ原発事故と同じレベル」と発表することで、菅頼みになるように、世論を誘導しようとしたのだ。レベル7ということで、どれだけ国益が損なわれるかなどというのは、菅首相にとっては問題外なのである。それにしても、、国家的な危機に直面しているにもかかわらず、トップが右往左往しているさまは、あまりにも異常だ。  

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-04-14 19:52:26
お疲れさまです。いやそのように伝えるべきことではないのだろう。普段の挨拶をするのも崩壊している。こちら備後の地の里山にて生活していますが、春の芽吹く薫りは、例年通りとはいきません。東北地方の春を思えばこそ、彼ら政府与党に対して怒りがこみあげる。こいつらは、いかに日本人の命を合法的に見えるように悪どい手段で抹殺するかを考えている。なんとかならんものか、ああ早くなんとかならんものか。
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