草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

大衆のエネルギーに方向性を与えるのは保守民族派だ!

2013年09月11日 | 思想家

 われわれ日本人はどこに向かおうとしているのか。保守民族派はグローバリズムに抵抗できるのだろうか。それとも屈服を余儀なくされるのだろうか。私は反骨の情熱は持っていても、その展望は見いだせずにいる。政治は厄介であり、維新を目指す者とは異質である。しかし、日本を取り巻く情勢はその政治を突破することを待望している。それはどういうことであろうか。私はアナーキストであった埴谷雄高の言葉を思い出さずにはいられない。埴谷は「前衛とは、何か。或るものが大衆のなかで前衛として先頭に立つのは、彼が認識者であるからに過ぎない。彼が前衛として示し得るものは、一に理論、二に理論、三に理論、それは理論にはじまって理論に終る。そのほかに前衛と大衆のあいだには異なってあるものは何もない。そして、その理論が力となるのは、巨大な大衆が本来もっているものを動かす力に方向付けを与えたときだけである」(『永久革命者の悲哀』)と書いている。これこそまさしくサヨクによる自己批判ではないか。日本の大衆は一度たりとも、マルクス主義で武装された前衛党を信じたことはなかった。かえって保守民族派の情念に突き動かされて、明治維新を達成し、さらには昭和維新に邁進したのである。埴谷は文学者として、マルクス主義者がうかがい知れない夜の世界を問題にした。本来そこには土俗的なエネルギーが沈潜しているのである。言葉にはならないもどかしさのなかで、今こそ新たな思想が芽生えつつあるのではないか。

政治 ブログランキングへ

                   ←大衆をリードするのは保守民族派だと思う方はクリックを

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ

にほんブログ村   blogramで人気ブログを分析

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする