草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

小沢一郎と訣別し救国政府を

2008年08月05日 | Weblog
小泉改革の負の部分が喧伝されているが、それを真っ先に言いだしたのは、今の民主党代表の小沢一郎である。普通の国なるものを主張し、市場原理主義を掲げたのだった。それのお先棒を担いだ経済学者の何と多かったことか。野口悠紀男、竹中平蔵、本間正明らがマスコミにもてはやされたのを、誰もが覚えているだろう。なのに、今どうだろう。小沢のポスターには、臆面もなく「生活者重視」という文字が踊っている。つまり、大きな政府の側に様変わりしたのである。政局を有利にするために、政策などそっちのけなのだ。
そんな小沢を担いでいるマスゴミの見識のなさは、度し難い。ここにきて、福田改造内閣が誕生したことで、小沢の目論見は潰えることになるだろう。バラ撒きが得意なのは与党であり、合法的な集票作戦を行うのは明らかだからだ。小沢が票欲しさに言ったことを実行に移し、金が足りなくなれば、民主党もマニフェストに掲げていたと逃げればいい。国が滅びようとも、まずは選挙に勝つかどうかなのである。
民主党は小沢では政権がとれないのに、党内で反対の声を挙げられずに窒息しかかっている。小沢が無節操であることが、日本の政治を混乱させているのである。今こそ民主党の保守派は団結して、小沢と戦い、その余勢を駆って自民党を分断し、非常時を乗りきる救国政府をつくるべきだ。既得権益にあぐらをかく官僚は、キャリア、ノンキャリアの別なく大鉈を振るわなくてはならない。そこでは組合の既得権益も聖域にすべきではない。
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