ポポロ通信舎

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アクリフーズ社(大泉町)の商品回収

2014年01月12日 | 経済

昨年末から「大泉」の地名が全国放送で流れています。大泉町の大利根工業団地にあるアクリフーズ群馬工場=写真=で、農薬マラチオンが含まれた商品が全国に販売され1600超の人が体調不良を起こしている事件が報道されているからです。

大泉町の住民でも「アクリフーズ」と聞いてもどこにあるのかすぐにはわからないのではないでしょうか。私も元の雪印の冷凍食品工場跡と聞くまでは思い出せませんでした。このカタカナ社名はどうも覚えにくく印象に残りませんね。マルハニチロの子会社だそうですが・・。

正月から何度か同社の前を旋回してみましたが、取材クルーらしき報道陣とワゴン車が常にわずかな人数ですが停まっていました。

最初に異常の訴えがあったのは11月13日、公表が正式になったのは12月29日。通常、同じような被害届があると1~2件で調査が入るそうですが、今回は対応の遅さが指摘されています。会社にとっては需要の最も高まる歳末・正月商戦のこの時期に回収を呼びかけるのは営業上は苦しく決断がむずかしかったのでしょう。

今後のあり方を食品アドバイザーの垣田達哉氏は「企業が安全面に対していくらお金をつかうことができるかが今後の一番の課題」また消費者庁へ対しても言えることですが「被害届件数が何件で捜査に入るかの明確な基準を決めるべき」としています。(TBSラジオ)。私もその通りだと思います。

「安全」や「危機管理」「修繕」は企業にとってはどちらかというと“守りの仕事”とされる。監視カメラ設置や危機管理、予防対策などはどうしても地味で予算が付けにくい。しかし発想を転換して、こうした面にこそ重視し投資していくことが、これからの企業に強く求められている事と思います。

ホントは怖い!加工食品の真実―食卓に並ぶ食品

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