ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

笑って知る『群馬の逆襲』

2010年07月22日 | 研究・書籍
群馬の逆襲 日本一“無名“な群馬県の「幸せ力」
木部 克彦
彩流社

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群馬生まれの著者は、日経リサーチによる2008年の「地域ブランド力」調査の群馬が全国最下位の47位にランクされたことに大きな衝撃を受けました。
「独自性」「愛着度」「買いたい」「行きたい」「住みたい」の要素のブランド力。ちなみに46位が栃木県、45位が茨城県と北関東勢がワースト3を独占(笑)

副題は『日本一“無名”な群馬県の「幸せ力」』。本書は最下位評価のリサーチ結果に向かっての反証のようにも感じました。

本書には、群馬の良さが盛りだくさんにまとめられています。
2つだけ紹介させていただきますと、群馬は災害がよけて通る幸せがあります。大地震、集中豪雨、大きな台風被害が、最近ではありません。そのため地震保険の4区評価では群馬は危険度最低の地域の「1」。つまり地震災害に縁遠いことの表れです。

お葬式の「新生活運動」も全国に誇れるもの。昭和20年代から冠婚葬祭の虚礼廃止の新生活運動が全国的に始まりましたが、他県では根付くことがなかったこの運動、なぜか群馬は今も葬儀場では必ず「一般会葬」と並んで「新生活」の受付があるほど定着。全国では群馬だけになってしまった風習ですが、これなどは律儀な県人気質をみるようで誇れるものです。

「海なし県なので、津波が無く安全」。「だんべえ方言は絶滅の危機」など魅力あふれる群馬の良さを楽しく笑って知ることができました。
読み終わった後の感想は、
「やっぱし群馬が一番いいんさ、ねぇ」とアンチ日経リサーチ調査。
「ここらで、ぐんまをバカにしてる奴らを見返してやるんべぇ!」と逆襲だ。

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