ポポロ通信舎

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旧三洋社員が中国人上司から英語で叱責

2016年05月05日 | 経済

経済ジャーナリスト、永井隆氏のレポート。同氏は地元経済記者として東京三洋電機時代からしばしば来社され同社を知る“三洋電機通”。SAPIO(小学館)6月号ではハイアールに移籍しそこで苦労している三洋出身社員の現況を取材。
今回の記事は、台湾の鴻海(ホンハイ)に買収されたシャープ社員たちが今後どのような運命をたどるのかを4年前、中国ハイアールに買収された旧三洋電機元社員らのエピソードからピントを得て占っています。
以下「ガジェット通信サイト」からの抜粋です。

三洋電機からハイアールに移籍した50代管理職は、ため息混じりに次のように語る。
「移籍してすぐ、メール処理だけで1日が終わってしまうようになりました。なぜなら、毎日大量の中国語と英語のビジネスメールが入ったからです。三洋時代はひたすら洗濯機を開発していて、ドメスティックそのものでした。あわてて語学学校に通いましたよ。さらに、東京から大阪に出張するかのように頻繁に中国に出張があり、消耗度は半端でない」 経営難に陥っていた三洋電機を完全子会社化したパナソニックが、三洋の白物家電(洗濯機と冷蔵庫)部門をハイアールに売却したのは2012年1月。事業規模は約700億円だったが、買収金額はわずか100億円だった。国内340人を含む3100人が移籍した。

いずれにせよ、中国企業に買われるということは、上司も替わり、極端にいえば「社内公用語」も変わる。移籍した旧三洋の別のベテラン幹部は言う。

「三洋やパナソニックと比べ、ハイアールは幹部が30代や40代とみな若い。そんな若い連中を相手に、部門を超えてプレゼンをやることもある。慣れない英語を使うわけだが、若い中国人幹部から英語で厳しい指摘を受ける。時々中国語も混ざって、これが怒鳴られているように聞こえるから、キツイ」
ハイアールなど先進的な中国企業は、欧米企業並みの成果主義を導入している・・。


ハイアールの華麗なCMのように「Life is Precious」(人生は高貴)とは、そうたやすくは行かない。先日もシャープは新たなリストラ計画を発表しました。おそらく社内のムードはかつてなく暗く不安なことでしょう。

旧三洋社員もシャープ社員もそれぞれ頑張り抜いて自分たちの陣地を確保してください大和魂で。人生は闘いです。声援送ります。


【写真】 熊谷市の「ハイアール アジア R&D」

 

SAPIO(サピオ) 2016年 06 月号 [雑誌]
 

小学館

 

小泉今日子 ハイアール アクア CM 「白い道(ガラストップ冷蔵庫)」篇 60s

 

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