ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

ウイルスのことを知ろう

2020年04月05日 | 新型コロナウイルス問題
ウイルスの正体とはいったい何なのだろう?
40億年前DNAは無かった。3000年後、SARSは普通の風邪になる?
2003年のSARS-CoV(SARSウイルス)はベロ細胞を使って培養・分離することができた。そのベロ細胞とは

ベロ細胞株はウィキペディアによりますと「1962年5月27日に、千葉大学医学部細菌学教室の安村美博によって健康な成体のアフリカミドリザルの腎臓上皮細胞から分離・樹立された。彼は細胞株にエスペラント語で「緑色の腎臓」を意味する"Verda Reno"を略して、同時にエスペラント語で「真理」を意味する単語でもある、"Vero"「ヴェーロ」と名づけた・・とあります。
おお嬉しいことです、エスペラント語から命名だったのだ。

SARSが吹き荒れた2003年の発刊『キラーウイルスの逆襲』(畑中正一著日経BP社)を読みました。SARSを今の新型コロナウイルスに置き換えてもほとんど通用するウイルス学の権威による著書です。コロナウイルスとの対峙は人類にとって未知との遭遇、共存共栄の道のりです。

頼もしいお巡りさん細胞

樹状細胞(DC)と呼ばれる駐在所の警察官のような役割の細胞があります。それを取り出して研究した人が稲葉カヨ。SARSウイルスが入り込んでも自然免疫で防ぐことができ痕跡を残さない。ウイルス、RNA、DNAだけのパターン認識なのでインフルエンザかSARSウイルスなのかは特定できない。しかし健康でいられるのは自然免疫のおかげ、主にカヨさんの研究した樹状細胞のおかげと言える、と著者。ここでヒントとなるのは樹状細胞の存在です。個人的には防御のための自然免疫能の強化ということなのでしょうね。


まだ少ない女性の免疫学者、稲葉カヨ先生の動画をご覧ください。



稲葉 カヨ】日本の免疫学者。1950年岐阜県養老町出身、奈良女子大(理)ー京都大(院)。京都大学生命科学研究科教授同大学の男女共同参画担当理事・副学長、男女共同参画推進センター長


Professor KAYO INABA
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