ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

【中学下宿記】(8) 商家での生活

2009年10月19日 | 中学生下宿放浪記
今度のM家は一転、大泉町のメインストリートに面した時計店。
通学区域としては、北中学校になりますが、私はしばらくM家から南中に
通っていました。その頃、新小泉駅で自転車と再会してからはぐっと行動
範囲が広くなっていました。

M家は、お店が閉まった後も夜遅くまで両親が忙しく働いていました。
そのため子供たちは皆自立心が強くしっかりしていて、それぞれ自室で
勉強や家事手伝いを自分から積極的にしています。
高校生のお姉さんは制服姿で台所。物静かなお兄さんは勉強。
私と同じ年の中学1年男子も規則正しく机に向かっていました。
可愛い小学生の妹さんがいて、新入りの私の親切な“味方”でした。

それに猫がいた。家族の布団の中を巡回。猫好きの私のところにも回数は
少なかったもののたまにやってきました

ご商売も順調のようで、良いご家庭でした。

次男で北中生のK君は、毎朝6:00からのNHKラジオ講座「基礎英語」を隣室で
聞いていた。私も負けないで同講座を自分のラジオで聞いた。
しかし眠くて目が半開きの状態。余り身にしみていなかったように思います。
芹沢栄先生の元気な「How are you,Friends」だけは今も記憶に残っています。

北中のK君と南中の私の教科書は、まったく同じ。彼が私の部屋に来て、
教科書の進捗状況を比較していきました。同じ大泉町内の中学校なのに、
南中の方が明らかに多くの教科が遅れていたのです。特に理科では、北中の
半分位しか教科書が進んでいなく、このままでは学年末にかなりの差が出ると
不安になってきました。           (つづく)


【写真】当時の東京三洋電機東門付近。
    毎日、自転車で東門経由、母のいる女子寮通いでした。


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