ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

飯島均監督(三洋)のラグビー論

2009年04月23日 | スポーツ・健康
きょうは、ラグビー日本選手権を連覇した飯島均監督
(三洋電機ラグビー部・ワイルドナイツ/都立府中西高
ー大東文化大)の講演を聴きました。
【三洋電機洋友会群馬:主催】

演題は『ラグビーを通して思うこと』。
「ラグビーの魅力」「なぜラグビーをするか」「どういう
チームになりたいか」をややアップテンポで熱っぽく、
そして淡々と論じられた。

高校時代、強敵の早稲田(大学高等)学院に勝ったことが一番
嬉しかった、と。あえて三洋優勝と言わないところが正直で
かえって好感がもてた。
早稲田学院を偵察して研究、相手の倍の練習量を積んだ。
「結果は準備で決まる」

29歳の時お母さんを亡くしているが、危篤の母を前に海外遠征
に行くのを断念しかけていた時、お母さんの気持ちを代弁する
お父さん、妹さんの言葉に押されて「大切な人の喜ぶ姿」の
遠征を選んだ。

トニー・ブラウン選手からは、反則気味のタックルで、すい臓に
瀕死の重傷を負わされたにもかかわらず、敵の選手を責めること
なく「試合の流れだから」と許しの電話を敵選手にしたトニーの
態度に「相手の気持ちを心配できる人間」として心打たれたとも。

なかなか良い講演でした。
最近講演を聴いても、特に自分より年下の講師の場合は得ること
がなく、私の方が演壇に登りたい衝動にかられることが多い。
しかし、きょうは違ったいた。まだ40代の飯島監督の話に学ぶ
ことがたくさんありました。
講演のさいご「わたしは、次に渡していくだけです」と締めた
ところはいかにもさっぱりパスする精悍ラガーらしかった

(写真:毎日新聞から)
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