ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

たかの友梨の自伝連載中『心の譜』

2018年06月22日 | 研究・書籍

群馬の上毛新聞の人物伝『心の譜』に美容家として成功を収めた、たかの友梨さんが登場し連載中です。

昨日の同紙同欄では高校進学のことが。本人は成績もよく難関校の前橋女子高全日制を希望していたものの母が高校進学に反対。結局理容師の道を選択、働きながら前橋女子高の定時制に通うことに。定時制では成績はトップ、学校では一目置かれる存在になっていた・・万事塞翁が馬とはありましたが、中学生少女の“心の譜”を想うと読んでいて涙が出ました。

家庭環境はとても複雑です。医師の父と看護師の母、不倫のはての子だった。そのため3歳の時に5歳の姉とも別れて養子に出される。高校進学に反対した母は実母ではない。養子として育ててくれた親・・。

たかの友梨は2004年に自伝『運が悪くてよかった!』(IN通信社)を書いています。当家の本棚にもありましたので読み直してみました。

小学校だけで6回転校。“父なし子”としていじめられた・・。私との共通点もありますので彼女の動静には、いつも注目をしてきました。卒業したのは私と同じ前橋若宮小、まさに同世代。

すごい人です。逆境をバネに勝ちをつかんだ大経営者です。
先駆的な美のリーダーとして、女性が一生働ける職場づくりに努めてきたとされていましたが、それでも何年か前、厳しい職場環境が露見され労働問題でも話題になりました。

美容業界の内実は、労働法順守も危うい徒弟制度的な古い体質の職場もいまだ多いと聞きます。私は「エステ」についてはよくわかりませんが、たかの友梨のような苦労人のリーダーが、新しい時代の美容業界の範を示してほしいと願っています。「しあわせをつくるエステテック」にふさわしい挑戦を労使関係の面においても。

上毛新聞の『心の譜』まだまだ続きます。楽しみに読ませていただいています。

 

 

運が悪くってよかった!―たかの友梨自伝
たかの友梨 著
IN通信社
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