今この国は「環境大臣」にもっとも適さない人物がその職を任されている。
震災直後、正確な情報が不足していた折、国民が自前で放射線測定を行い始めたことを非難した国会議員がいた。「石原伸晃」、その名は忘れられない。被曝国民の感覚から離れたその人がこともあろうに環境大臣を仰せつかっているとは・・。
今回、中間貯蔵施設の建設を巡り「最後は金目でしょ」と発言したことについて、石原氏はあわてて釈明の会見を行った。国会では同氏に不信任・問責案が出されたが自民、公明の反対多数で否決された。
本来はお金の問題ではなく、故郷を元のように返してほしいし処分場はNOというのが地域住民の切実な声でしょう。しかしそれが叶わない今となっては、実際「金目」の話にもなるわけです。「何と言ったかは覚えてませんけれども・・」などと釈明せず、堂々と補償金額の問題だと言ったらどうなのだろうか。それはそれなりの理屈ではあるからです。政治家は、批判されるとすぐに発言を撤回する傾向がありますが、もっと放った言葉に責任と自信をもってほしい。
「金目」発言では大先輩の班目(まだらめ)春樹せんせいの動画をご覧ください。2分経過あたりで「お金でしょ!!」のお言葉が(笑)
【原発儲かる】斑目春樹原子力安全委員長 【最後は金】2005年
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小出裕章 著 | |
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