ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

“輸出”すべきは「原発事故教訓」では

2013年05月13日 | 原発震災・原発問題

今朝の読売新聞の1面を見て気持ちが悪くなっていた=写真。トルコ、アラブ首長国連邦につづいて安倍首相のトップセールで原発輸出を東欧4カ国へ・・。記事には少しも警告めいた箇所はなく「売り込み、良くやった」といわんばかり内容。その左横には「内閣支持率72%」の文字。原発政策も国民があたかも容認しているかのようなレイアウト。国内最大発行部数を誇る大手マスコミ、読売の世論誘導の責任は重い。

先にセールスしたトルコは地震国だ。人工の造り物で永久不変なものなどありません。必ず将来事故は起きて当たり前。その時に製造物責任を日本はとれるのだろうか。かつて人類が遭遇したことがないレベル7の原発事故が今も国内で進行中。その収束さえままならないことを忘れてしまってはいないか。わが国が他国に“輸出”すべきは、原発本体でなく、こうした凶器は設置してはならないという「原発事故教訓」ではないだろうか。

しかし今日は良い話題もあった。
「しょこたん」こと「中川 翔子のブログ」で「もんじゅ」のことに触れていた。過去に1カ月間で総アクセス数が1億件もヒットする超人気の“ブログの女王”の発言だからだ。まさか炎上や取り消しはないと思いますが、念のために以下転載させていただきます。

-----------------------------------
http://www.huffingtonpost.jp/mobileweb/2013/05/12/monju_n_3263732.html?utm_hp_ref=tw

もんじゅ無期限使用停止、一万個以上の部品の点検放置って、、、
毎日数千万の維持費がかかるって言っておいてそんな!

活断層があるのにどうするの?
安全に原子力を使うなんてことどうやって?

危険性のことみないふり?

こわい。本当にこわい。
-----------------------------------

短い文ですが、原発推進派の強い巻き返しの流れの中で、再び原発批判は口にしにくくなっている時期に人気タレントが意思表示をすることはそれなりの覚悟か要る。そんな中、しょこたんが自身のブログで原発に触れた勇気は称えたい。

にほんブログ村 日本経済

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする