ポポロ通信舎

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久々、東京三洋電機の記事

2012年10月13日 | 経済

今月号から月刊誌になった小学館発行『サピオ』。新シリーズとして「ビジネスリポート」が始まった。初回は「パナソニック33万人再生への苦悩全証言」と題してジャーナリスト永井隆氏とサピオ取材班が担当している。

東京三洋の文字に郷愁

低迷しているパナソニックの経営の問題点とその理由、さらには復活のカギとなる新戦略によっての逆転劇を励ますように書かれている。そんな記事の中で東京三洋電機に触れた記述がいくつかある。「東京三洋」の文字を数えてみたら全稿中5カ所あった。記事内容の前に懐かしさがこみ上げてきた。それというのもリポーターの永井隆氏は、群馬県桐生市の出身、記者として過去東京三洋電機(大泉町)にはしばしば来社し取材された。今回のリポートも往年の三洋通の同氏ならではの力作リポートだ。

電工と東京三洋の合併秘話

1983年に松下電工と東京三洋電機の合併話が、松下幸之助と井植薫との間であったという。その頃だったと思うが、大泉の三洋保健センターで開かれた何かの展示会で私は、自分と同世代の松下電工の社員2人と懇談したことがあった。「御社(東三)と弊社(電工)は業容も業務用製品が多く、対松下電器、対三洋電機(大阪)との立ち位置も良く似ていますね。微妙な関係ですね」と共感を求めるように語りかけてきた。利発な感じの良い電工社員たちだった。もし30年前に松下電工と東京三洋が合併していたらその後はどんな展開になったものだろうか・・。

黒物家電戦略が後手

記事中、“黒物家電”という言葉が出てきた。テレビ、デジタルカメラ、DVDなどを指す。白物(冷蔵庫、洗濯機など)に対して黒物。スマートフォン時代になって、この黒物製品の機能がすべてスマホに内蔵されてしまった。このことへの対応の遅れを本誌取材班は指摘している。詳しいことはどうぞ本文で。ともあれ旧東京三洋関係者には、ぜひ一度目を通していただきたい記事です。

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SAPIO (サピオ) 2012年 11月号 [雑誌]
パナソニック33万人再生への苦闘証言
小学館
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