ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

ホメオパシー 先手打った学術会議

2010年08月27日 | 医療・福祉
ホメオパシー? 何か“誉めごろし”のようなひびきですね。

おっとホメゴロシではなかった、このホメオパシーHomoeopathy。歴史は古く200年前、ドイツ人医師によって創始された民間療法といいます。

昨年10月、山口市で生後2カ月の女児に死亡例。助産師が家族に説明せずにホメオパシー療法のレメディーを与えたことによる。
これを機会に危機感を感じた日本学術会議は、ホメオパシーの効果を否定し医療現場に自粛要請を発した。

自然療法では一般に投薬後、一時的に症状が強く出る「好転反応」が起こるといわれています。ただしホメオパシーでは、その時に現代医学の薬との併用を禁じます。このところがリスクの大きいところで重大な事態を招きかねないところでしょう。

ホメオパシーの「レメディー」という飲み薬は、砂糖水のようなものですが、副作用はないだけに自然療法を信奉する人たちには愛用され、徐々に広がりも示しています。

ふと、「玄米自然食」や「丸山ワクチン」のことが思い浮かびました。
その昔、母がガンを患ったとき私も玄米食、自然食品に注目しました。東洋医学的な考え方のすばらしさも、その時再発見しました。
丸山ワクチンの方は、興味は持ちましたが臨床面でエビデンスが低いということもあり近づきませんでしたが・・
ホメオパシーも代替医療のひとつですから、似た感じがします。しかしすでに広く普及されている欧州、そのドイツでも2004年から保険適用から外すなどホメオパシー見直しが進んでいるところを見ると、過信は禁物の療法であることが伺えます。
日本学術会議が、めずらしく早めに見解を出したのは、興味深いことです。


ホメオパシー否定見解、日医などが支持


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コメント
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