ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

パナソニックがSANYOを

2010年05月20日 | 研究・書籍
パナソニックがSANYOを買収する本当の理由
荻 正道
アーク出版

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一気に、興味を膨らませて読んでみましたが・・
「買収する本当の理由」は、なんだかはっきり読みとれませんでした。

本書はパナソニックと三洋電機の歴史解説書。著者は、それもパナソニックに力点を置いているように感じました。両社の歩んできた過程が総じて「本当の理由」と言うことなのでしょうか。
いやいや、それにしても「買収する本当の理由」のタイトルには異議あり、です。

それ以外にも疑問符の付く記述が目立ちました。

「世襲など考えもしなかった幸之助と会社をまとめるために血筋に頼らざるを得なかった三洋電機」・・???

弟、東京三洋電機の設立と兄、三洋電機との「腹違いの兄弟」の争い???VTR陣営争いも???
石油ファンヒーター事件での“兄弟”両社の見解の相違???

パナソニックについてはNational、Panasonic、RAMSA、Technicsなどのブランド区分、松下興産、松下通工、松下電工の各社及び、歴代トップの特徴など、本書で改めて知り勉強になりました。
しかし三洋電機関連では、少なからず当方が、一方の当事者側から見ていたせいか首をかしげる箇所が少なくありませんでした。。


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コメント (3)
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