「中学生下宿放浪記」につづき新しいシリーズを掲載いたします。
古いレコードケースから、主にSP、LP盤を中心に毎回1曲を選んでご紹介いたします。みなさまもお手持ちのレコードには、きっと1枚1枚に思い出があることでしょう。レコード紹介とともに、それにまつわる想い出をお話しします。
第1回は、このシリーズ名のヒントともなりました、ラジオから流れる古い恋歌~♪
『An Old Fashioned Love Song』Three Dog Night
さてその前に、レコードを再生するのにプレーヤー機器が老朽化してしまい戸惑います。
レコード→カセットテープ→CD、MD、最近では「ネット配信」・・と音楽を聴くツールは、めまぐるしく進化を遂げました。
いま、わが家の音楽音源を棚卸しをしてみますと、幼児のころの子守唄、童謡から始まり、捨てるに捨てられないかなりのレコードがあります。
昨年末、20年以上前から使っていたミニコンポステレオ(三洋WO)を「でんきの修理屋さん」に持って行きましたが、交換部品がないということで廃棄しました。
今、SP(78回転)EP(45回転)LP(33回転)レコードを聴くことができるのは、唯一、ポータブルのプレーヤー=写真=のみ。改めてこのプレーヤーをよくよく見ましたが、機種名や製造番号など見当たりません。「SANYO」のロゴもかなり古い。40年位前の製品かもしれません。「potable phonograph」の文字しか判らない。あまり使わなかったせいか、きれいです。
最近では、動画サイトYouTubeなどで懐かしい曲が簡単に聴くことができます。これではますます古いレコードの出番はなくなります。
さて「An Old Fashioned Love Song」はスリー・ドッグ・ナイツのヒット曲名。日本ではペドロ&カプリシャスの初代ボーカル、前野曜子がカバーリングしていました。
この曲の入ったドーナツ盤を購入したのは、1973年6月17日、熊谷市の加藤電器、500円。会社の生活にも慣れ、今はショッピングセンター街と化した男子寮を退寮した直後。坂田の新居にて、東京三洋ステレオ工場製の当時最先端、マルチアンプ仕様のOTTOで聴きました。同曲はFEN(米軍極東放送、現AFN)からも良く流れていました。ベトナム戦争末期、時代は高度成長、しかしどこか虚無感の漂う世相でもありました。
スリー・ドッグ・ナイツのグループ名は「豪州の先住民族アボリジニは、厳冬の夜は3匹の犬と寝て過ごす風習」から命名したと言います。
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Old Fashioned Love Song / スリードッグナイト