ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

いまこそ社内広報の充実を

2009年02月19日 | 経済
連日の企業の大量人員整理の発表。
こういう経済危機の時こそ、まずは社内の社員の不安解消を図ることを
各企業経営者にお願いしたいところです。

不況期だからといって、企業は対外的な新製品発表や自社広告などは、
その存続のために欠かすことはありません。
それと同じように社内に向けての広報活動は十分でしょうか。

毎日通っている会社なのにマスコミ報道によって、初めて社内の動きを知り
事態の深刻さをおぼろげに知る、とようなことはないでしょうか。いまこそ
社内に向けた迅速な情報開示により、労使の信頼関係を深め一体感が求めら
れる時だと思います。
リストラの対象が往々にして当の社員だけに、それに向けた情報は渋りがち
になるかもしれません。しかしそれは家庭内に置き換えても同じです。
苦しい台所事情を親も子もオープンにしてこそ家族全員が耐えられ、その中
から固い相互理解も生まれます。
もし家庭の事情を、別の第三者から耳にしたのでは不信感だけが残ります。

亡母は小学生の頃からずっと私に、いつも給料明細を見せて説明してくれた。
母子家庭のわが家が、どの程度の収入になっているか正確に知るところでした。
学費や、高額商品を買うことも子供なりに「試算」したものです

今、情報不足で心配症になっている社員達へ社内媒体を通じ正確な情報を
いち早く知らせることは重要です。少なくとも外部のマスコミの方が早いようで
は社員は失望するばかりです。
確固としたコンセンサスを得るためにも、迅速な社内広報の充実を願います


コメント
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