ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

スーパーカブ号

2008年12月13日 | 教育・文化
足利工業大学総合研究センター開設10周年記念特別講演会。
本田技研元副社長、篠原隆氏による「スーパーカブ号」の話。

身近で見た創業者本田宗一郎氏の素顔。毎朝、設計室で檄。
講演者のデザイン優先、放熱軽視設計に上司が代わりに厳しく叱られた。
ただ、すべての怒り心頭はしっかりとした正当な理由に基づくものだった。

働きもののバイク、スーパーカブ号は今も郵政職員用、新聞販売など業務用と
して採用。
昔は、そば屋の出前=写真=にも活躍。ノーヘルに片手運転。よき時代でした。
片手運転は遠心クラッチのお陰。この特許は意外にも海外(チェコ)のもの。

50年間変わらないスタイルが、若い世代の支持を得てきている、とも。
さて、次のカブ号はどうなるか。ガソリンエンジンとの関係は?
きびしい時代になりF1からは撤退したが、「憧憬と夢」そして挑戦。
これこそが本田宗一郎の生涯を流れていたものでもある・・

わたしも10代の頃、カブ号を愛用していたこともあり、懐かしい気持ちで聴講しました。
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