ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

群馬県公立高校の全県1区制は良くない

2007年01月06日 | 教育・文化
きょうの上毛新聞によりますと「全県1区で地元離れ」、
「隣接への希望増加、難易度に影響か」の1面見出し。

わたしの懸念していた通りの流れになっている。
かつて日比谷高校がダントツの進学校だった時がありま
したが,美濃部革新都政になって学区制を分化してから
は日比谷高校も「普通の並みの」学校になった。これが
正常な姿だと思います。
もっとも何が「進学校」の基準かといえば、この定義も
いいかげんなもので、東大に何人合格したかでランク付
けされる傾向は今も昔も変わりません。

ただ、進学熱心な医師や教育者の家庭などでは、子弟を
より進学率の高い高校に、遠方であっても下宿アパート
住まいなど無理をしてでも入学させたがる。

その結果、山間部や著名進学校をもたない市町村区域では
受験生が他の区に流れ、生徒確保の新たな問題が深刻に
なっていく、、そのパターンが心配です。
全県1区の利点、意義がいまひとつ明確でありません。

歴史は繰り返す、といいますが群馬県の来年度からの公立
高校入試もまた、同じあやまちをしようとしているように
おもえてなりません。
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