Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

幌成駅 深名線 9月3日 2015年

2016-03-16 | Weblog
幌成駅の遺構はこの「ダルマ駅」だけのようで、路盤やホームなどは残されていないようです。

国道275号線のカーブの途中にある民間工場の一角で事務棟のように使われています。

それを目指していれば直ぐに目に止まる場所に幌成ダルマ駅はあります。

ダルマ駅は決して良い状態ではなく、塗装には無数の鱗のようなひびが入っていますが、「JR幌成駅」の駅名はしっかりと確認することが出来ます。



工場の方がいたら駅舎を見させていただくのに声掛けしようと探しました。

蒲鉾型兵舎のような形状をした工場は稼働中のようでしたが、不思議なことに作業の音も人の気配もありませんでした。



仕方なくダルマ駅を少し遠くから鑑賞させていただきます。



裏側にも回ってみます。

中には冷蔵庫の背面のようなものも見えて、人の生活感が伝わってきます。

ダルマ駅…こうした第三の人生もあるのですね。

最初は“車掌車”として鉄路を走り、廃車されてからは台車を取り外されて「ダルマ」となって“駅舎の代替”として過ごし、鉄道が廃止されてからは民間の工場の事務棟として“プレハブの代替”として過ごす。

なかなかの人生ではありませんか。

人生…ではなく“駅生”かな?





工場は駅跡の敷地を利用しているようですが、国土交通省の空中写真を見ますと、路盤やホームは国道からもっと奥に入った辺りだったようです。



幌成駅跡に残された「ダルマ駅」の存在に満足してしまい気が付けば、路盤跡にまで足を伸ばしていませんでした。

ここにも初心者の詰めの甘さが出てしまっています。

何も残されていない…という情報を真に受けて何も確認していませんでした。

次回は自身の目で「何も残されていない」路盤の状態を確かめてこようと思っています。

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