Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

東久根別駅 道南いさりび鉄道 8月27日 2021年

2021-12-15 | Weblog
東久根別駅の出自は「臨時乗降場」として1986年(昭和61年)開業となっています。

北海道の駅としては「新しい」駅ですね。



駅は昭和の香り漂う「団地」前ロケーション。

開業当初は団地や付近の住宅の方々の利便性が向上したと想像できます。

屋根には駅名が載せられている珍しいスタイル、これ初めて見ました。



駅は「ダルマ駅舎」とか「貨車駅」などと呼ばれる鉄道車両を再利用したものです。

「ヨ駅」などと呼ばれることもあります。

再利用される車両「車掌車」の形式称号 用途記号が「ヨ」で始まる数字で表記されたのがその語源?のようです。

東久根別駅のそれは、正面右寄りに「スライド・ドアー」のようなものが残されています。

貨物積み込みの際に使用されるもので、車掌車と有蓋車が合体したような外観をしています。

これはワフ29500形貨車という形式車両のようです。

よく見かける「ダルマ駅舎」は車両の前後にデッキを備える形態です。

それらとは明らかに異なる外観をしています。

デッキのある側が車掌車として使用される部分、もう一方は「貨車」として使用される部分のハイブリッド構造?です。

北海道の「ダルマ駅舎」で見かけるのは珍しいです。

日高本線「鵜苫駅」もこの車両を利用した駅舎でした。

「鵜苫駅」の記事はこちらから。



この車両のデッキ部が見当たりませんが…赤矢印部を良く見て頂くと…

デッキ部はパネルで塞がれているのが分かります。



階段を上り、駅舎に向かいます。

ブログ中で「駅舎」と「待合室」また単に「待合所」とそれぞれ区別して書かせていただいています。

駅舎は「駅業務」が行われている建物、「待合室」はかつては駅業務が行われていた施設が無人駅となり待合室としてスペースを提供しているもの、待合所は駅業務が行われていた歴史を持たない単に待合スペース…と表現を区別しています。

東久根別駅を「駅舎」と表現したのは…次の写真を見て頂くと…



無人駅でありますが立派な「券売機」が設置されています。

待合スペースだけでなくこうした駅業務に付随する機器が設置されているので「東久根別駅舎」として書かせていただいています。



トイレと手洗器が設置されています。

「ダルマ駅舎」としては非常に設備が充実した駅舎です。



駅舎を出てホームに向かいます。

一段高くなったホームから振り返ります。

屋根の駅名標がチャーム・ポイントですね。



ホーム長はそれなりにありますが、幅は狭いです。

こちらが「七重浜駅」方面となります。



こちらが「久根別駅」方面となります。

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