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Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

岡女堂 ふるさと銀河線 9月6日 2015年

2016-07-25 | Weblog
ふるさと銀河線沿線の各駅はそれぞれ個性豊かな駅舎を持っていますが、「岡女堂駅」は駅名からして個性的な駅であります。

駅待合所などは持たない「岡女堂駅」でありますが、そのホームはデザイン性の高い優れたものであります。

傘が連続するようなデザインのホーム上屋であります。

駅本屋を持たない駅でありながらこれだけ強烈な個性を発散するのはその高いデザイン性にあると思います。



駅名標もそのフォント?は独特のものが使われ、他の銀河線各駅のものとは一線を画しています。

手書きフォント風の字体ですが、さらに「女」の字には中央に岡女堂の社業である“豆”のようなものがデザインされています。

屋根下に設置されている駅名標は直接風雨の影響が少なかったのか、パネルの状態は非常に良く見えます。



Wikiによりますと「岡女堂」は関西を本社とする豆販売の会社で、この場所に本別工場を設置し企業が全額出資し岡女堂新駅設置となったそうです。

後に本社岡女堂の経営破綻により北海道の企業に買収され敷地内にある工場や店舗は「十勝豆本家」として現在も営業を続けています。



駐車スペースにオデ君を停めて、さっそく駅跡…というかホーム路盤跡を見に行きます。



路盤跡は雑草に覆われて想像するしかありませんが、ホームはしっかりと保存されています。

こうして正面から鑑賞すると、「パラソルを連続したような…」という形容がとても良く分かります。

ホーム上屋だけでこれだけの個性を発揮するデザインは秀逸だと思います。



ホームに上がるためのステップが設置されています。

これはバスを降りて工場に出入りする従業員さんたちの利便性の為のもので、当然鉄道廃止後に設置されたものでしょう。



ホームから工場への通路脇には今も発車時刻表が残されています。

十勝バスの時刻表と間違えないように注意書きが貼られています。



ホームから連絡通路を歩くと赤い鳥居に「豆神社」と扁額が載せられた鳥居があります。

「岡女堂本家」ホームページの解説には…「一寸法師のモデルともいわれる少彦名神をまつった小さな神社もございます。」とあります。

なぜそれが「豆神社」なのかは分かりません。

…ん? 小さいからなのかな?



豆神社鳥居前から岡女堂駅ホームを見ます。

こうしてみてもリゾート駅のような雰囲気をたたえた素敵な駅面影を残しています。

白樺の木がよいアクセントですね。

1日の便数は上下4~5便のようでしたが、列車が停車したホームはそぞ素敵な絵だったと思います。

昔、北海道を観光目的でフラフラ歩いていた時に鉄道に目覚めていれば、現役「ふるさと銀河線」の姿を見ることが出来たのに、気が付くのが遅すぎましたね、残念です。
*ふるさと銀河線どころか「池北線」の現役時代だって見ることは十分出来ました…年齢的にはね。



ホーム前、路盤のあったところには十勝バス「岡女堂本家前」バス停となっています。

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