世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日は、在宅医療の必要と普及ということについて考えてみたいと思います。
最近はどんどん医療機関で最後の時を迎える人々が増えて、何と8割を超えているそうです。でも、厚生労働省の調査によりますと、末期患者の6割の方が自宅で最後を迎えたいと思っているそうです。ま、大きなギャップがありますねえ。まあそれには何と言っても在宅医療・在宅ケア、なかなか大変だっていうイメージがある訳ですね。
ま実際には、今は別に社会と隔離しなければならないような感染症の病気で亡くなるっていう方は少なくなっている。だから何も長い間入院していなければならないということもなくなっている。また、この在宅ケアのためにそれを支える医療体制も進んできている。また、その診療報酬の面でも優遇措置が取られてる。ま、そんなような配慮がなされてきているそうです。ま、それでもなかなか在宅医療・在宅ケアが広まらない。
ま、それには幾つか理由がありますけれども、最も大きな理由は、看護する側の家族の不安だそうです。ま、家庭の生活が制限されるってこともあるでしょうし、また家族として受け入れても果たして最後まで自分の体が持つだろうかという不安を抱くのは、ま、自然なことですよね。まあ、これは誰もが実際に経験してみないと分らないものでもあると思います。ですから、ケアする家族の心構え、心の準備が大切だと思います。
聖書には、人間にとって一番大切な幸せの元、それは父と母を敬うことだと言っています。それは父母に喜ばれることだけではなく、神様に喜ばれ神の祝福を受けることだとも言うのです。また、イエス・キリストの有名な黄金律と言われることばがあります。「何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。」(マタイの福音書7章12節)ということばです。
ま、こうした良い行いは自分にも戻ってくるのだということもあるでしょう。何よりも、そのように言われた神は、イエス・キリストはただ言っただけではない。教えただけではなく、その模範を示し、そして私たちの心にその良いわざを、良いことを為していく力を、愛を与えてくださるお方だと言うのです。こんな聖書のことばに励まされてまた在宅ケアも考えていけたらいいのではないでしょうか。
(PBA制作「世の光」2006.06.23放送でのお話しより )
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