2021.7.24放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今週の箇所では、イエス様が荒野で悪魔の誘惑に遭われた話が出てきます。
イエス様の悪魔との戦い方、それはみことばによる戦い方でした。
私は牧師として、日曜日、礼拝に来られない教会の方のためにオーダー制で早朝礼拝を日曜の朝早くにすることがあります。教会の中学生が部活があると7時に早朝礼拝を出てから彼らは学校に向かって行きます。模擬試験のある高校生も「朝5時から早朝礼拝をお願いします。」と声をかけてくれます。こんなに早く起きて礼拝に出なくていいんじゃないか。そんな思いもするのだと思います。しかしそこにも16歳の信仰の戦いがあります。そしてその信仰の戦いに牧師として全力で力になりたいと思っているのです。
悪魔は決して黒くて尻尾がついてて槍を持っている訳ではありません。一見、悪魔とは思えないへりくだった様子で近づいてきます。そしてその誘いに乗ることもそんな悪くない選択であるように見えてくるのです。しかし私たちはその誘惑に負けていくならば、あっという間に悪魔の虜になっていきます。私たちは聖書のことばの守りが必要なんです。
来週も私たちは荒野に向かっていきます。そこで神様から離れようとする力、離れさせようとする力に出会うでしょう。しかしそこでイエス様の戦い方のように神のことばを口にする戦いをしましょう。お腹が減りすぎて怒りに溢れそうになったとき、急いで何かを口に放り込みながら神様のことばに生きる決意をしましょう。神を神とする戦いに挑みたいと思います。
もしそこで敗北しても大丈夫です。十字架は敗北のためにあるんですから、もう一度やり直すんです。「お前はクリスチャンとしてふさわしくない。それでも神を信じているのか」という心の声が聞こえてきたとしたら、そこでこそもう一度、神様の声を聞いてください。聖書はいつもあなたに、こう語ります。「あなたはわたしの愛する子。わたしはあなたを喜ぶ。」 この声をイエス様が聞いたのも荒野でした。荒野のヨハネから洗礼を受けられた。それも荒野で神のことばに生かされたのです。
私たちは一週間の荒野の生活があったとしても、このことばを思い起こしたいと思います。「あなたはわたしの愛する子。」 ・・・ あぁ、私は神様に愛されている。・・・このみことばの事実に立っていきましょう。そして神のことばが皆さんの一週間を確かに守ってくださるように私は皆さんのためにお祈りします。ぜひ皆さんも私のために祈ってください。
( PBA制作「世の光」2021.7.24放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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