♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書-69 聖書の言葉を持って / 大嶋重徳

2022年01月28日 | Weblog

2021.7.23放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今週の箇所では、イエス様が荒野で悪魔の誘惑に遭われた話が出てきます。
 今週の私たちにとって一番大切なことは、これらの誘惑に戦われたイエス様の戦い方を学ぶということです。それは、神のことばに徹底して立つことです。いずれの誘惑に対してもイエス様は、淡々と聖書のことばで答えられました。最初の誘惑に対し、「『人はパンだけで生きるのではない』と書いてある。」と。どこに書いてあるんでしょうか。旧約聖書 申命記8章に、「人はパンだけで生きるのではなく、人は主の御口から出るすべてのことばで生きるということを、あなたに分からせるためであった。」

 人は主の口から出るすべてのもので生きる。イエス様は神のことばで生きるんだと、神のことばの戦いを悪魔に挑まれたのです。神様のことばで戦う戦い方を見せてくださいました。

 さらに、悪魔が言いました。「自分を拝めば世界を与える。」というその誘惑には、「あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい。」 ちょっとだけ拝む・・・実際にはありません。神以外のものを拝む時、それはちょっとだけと言った先から、悪魔の言いなりになっていくのです。

 だからこそ私たちは神様のことばにのみ従っていくんです。神のことばを受け取って、神のことばの戦いをすることができるように、神のことばのあるところにいないといけません。悪魔は私たちを礼拝から遠ざけていこうとします。「神のことばなんて意味ない」と教会から礼拝から、このラジオ放送からも「意味がない」と誘惑の声が聞こえてくるでしょう。しかし私たちは神のことばにのみ仕えていく。

 さらに、「あなたの神である主を試みてはならない」と三つ目の誘惑には言われました。イエス様はことばの文脈を無視した聖書のことばの用い方を鋭く指摘されました。聖書のことばの文脈を無視し乱用してはいけません。聖書の語っている通りに聖書に聴くのです。

 多くの教会が連続した箇所から聖書を牧師が解き明かすのもこの理由です。神のことばがこの教会を、皆さんの教会を悪魔の誘惑から守るのです。教会は絶えず神のことばの戦いをします。自分が怒りやすい時、罪を犯しやすい時、その時にこそ神のことばに逃げ込んでいく。神のことばの中に自覚的に立ち続けていくのです。

 今日もあなたを神様のことばが守ってくれるのです。

     ( PBA制作「世の光」2021.7.23放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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