♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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■ルカの福音書19 - イエス・キリストはわかってくださる / 大嶋重徳

2020年08月06日 | Weblog

2020/6/11放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。ルカ福音書を学んでようやく2章に入りました。

 イエス・キリストの両親となるヨセフとマリアは、当時の税金を集めるため皇帝の命令によって自分の生まれ故郷に戻らなければならない旅をしていました。この時マリヤは身重になっている状況で、ようやくの思いでベツレヘムに着いた時、「宿屋には彼らのいる場所がなかった」(ルカ2章7節)とあります。多くのお金を積めば泊まるところなどいくらでも確保できたでしょう。しかしベツレヘムの町でこの貧しい夫婦に安心して出産することのできる場所はどこにもなかったのです。

 ルカ福音書の主役はイエス・キリストです。その主役なるキリストが生まれて来てすぐに寝かされた場所が飼い葉桶でした。どうして神の子が生まれるのにそのような場所だったのでしょうか。そう理由がわかってくるために続きの箇所を読み進めたいと思います。

 実はルカ福音書でここでもう一組、居場所のない人たちがいました。さてこの土地に羊飼いたちが野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていました。ここに羊飼いたちが出て来ます。新約聖書の時代、羊飼いはイスラエルで差別されていた職業でした。当時の宗教的社会のイスラエルで彼らは安息日を守らないそんな存在だったことが差別された理由だと考えられています。また羊飼いたちの多くは子どもの仕事でした。子どもたちは家にも居場所がなかったのです。自分の居場所がない。聖書が語る救い主、それは生まれた最初からその事を経験している神だと言うことです。

 私たちも経験した事があると思います。ああ、居場所がここにない。職場で同僚たちと話しても、ああここに居場所はない。自然に振る舞う事ができない居場所のない孤独、それが家族の中であるならばどれだけ苦しいでしょうか。誰もわかってくれない。しかし覚えておいていただきたいのは、イエス・キリストは分ってくれると言うことです。居場所のない孤独、分ってもらえない寂しさ、人から裏切られる悲しさ、私たちが耐えられない思いを追い込まれていくとき、たった一人だけあなたの気持ちをわかってくれる存在がいる。それがイエス・キリストです。

 今日も私たちが孤独であったとしても、神はあなたを孤独にはしない。あなたのそばであなたの心に、「分るよ、わたしもそうだったからね」と言ってくださる神がおられるのです。このイエス・キリストとともに過ごす、そんな一日を今日あなたも歩んでみませんか? 神はあなたを居場所のない場所に置いやったりしません。

    ( PBA制作「世の光」2020.6.11放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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